ここ2年ほどで驚くほどの急成長を遂げたNFT市場。
その中でもトップの規模を誇るOpenseaはNFTアートの中でも様々なコンテンツを取引できるのが魅力です。
アニメ・イラスト・音楽…さまざまなクリエイターの皆さんが、この流れにのって自身のアートを販売しようと挑戦を考えているかと思います。
ですが、反面どれだけアートを出品しても購入されない。ということも少なくありません。
そう、NFTは「作る」だけでは売れないのです。ここでは売れない理由と売れるためのコツ、そしてオープンシーへの登録の方法などをまとめてみました。
目次
売れない作品は○○がない!?売れない3つの理由
「トレンド感」がない
NFTは単にアートというよりもデジタルファッションの要素が強い市場になります。
例えばNFTをSNSのアイコンにするケースなどとても多いですよね。
ファッションは非常にトレンドに左右されるものです。色、形、素材…いくら良い商品でも、トレンドにあっていなければ売れ筋にはなりません。NFTもこれと同じ。やはりトレンドにあった物でないとなかなか目に留まらないというのがデジタルファッションとしての特徴です。
ちなみに今のトレンドは以下のようなものです。
NFTの中で作品を売りたいならば、しっかりと「今のトレンド」を調べた上で出品をするようにしましょう。
認知度がない
「良い作品をあげていれば、誰かの目にきっととまるはず…!」
夢を持って作品をあげているクリエイターの方、もし出品だけをしているのなら、すごくもったいないことをしているかも。
もちろん良い作品というのは見てもらえれば評価がついてくることと思いますが、NFTの中ではまず、「見てもらう」こと自体も大変なのです。
というのも、Openseaは供給過多とも言われています。沢山のアートが出品されている一方で購入する人の数はまだまだ少数。いくら右肩上がりに市場規模が増えていると言っても、圧倒的に供給の方が多いのです。
いつかは必ず見つけ出してもらえるわ!なんていうのはディズニープリンセスだけで十分。
しっかりと自分の作品を知ってもらう努力をしましょう。
購買意欲をくすぐっていない
OpenseaでNFTアートを見る人は誰もがみな潜在的に購買意欲をもっていると思います。では隠れているその購買意欲を、どうやって顕在化…表に引きずりだしてこれるのでしょう。
思わず買いたくなる手法というのは世の中に既にたくさんあるものです。
例えば、期間限定・数量限定などの限定品でレア度を強調。
または、「100万個突破!」「○分に1個売れています!」といった人気商品アピール。
「今だけ限定買った人にはポイント10倍!」のような特典推しの販売・・・。
そもそも物はマーケティングや広告は製造とは違う部門が担当して動いているからこそ売れるものです。
NFTの中でも作品を作るだけでなく、購買意欲を高めるための対策をしてこそ「売れるコレクション」になっていくでしょう。
NFTの出品方法に関してはこちらの記事で紹介しております↓
売れる作品にするには?
先ほども書いたように、売れる作品にしていくためには作るだけでなくマーケティングや宣伝が必要です。売れるためのコツをそれぞれのポイントに分けてみていきましょう。
市場調査をしよう
まずは市場の調査をしましょう。
「どんな作品が売れているのか。」
「値段はどのくらいなのか。」
「どういった人が買っているのか。」
「二次流通はどのくらいしているのか。」
リアルタイムでの情報を調べることで、自ずと今のトレンドもわかってきますね。
特に今は1点ものの特別感があるものがコレクターに人気があります。また出品するときはETHが二時流通もさせやすく有利といえるでしょう。
こうした傾向も日々アンテナをはって見ておくと自身のコレクションに生かしていくことができます。
自分のコレクションを確立しよう
調べた上で次は自分のコレクションをどう作っていくかです。
売りたいターゲットからコレクションのコンセプトを考えてみます。
ポップな感じにするのか、ナチュラルよりにするのか、書く方法も色使いもコンセプトに合わせるようにしましょう。
重要なのは、作品がコレクターにとって集めがいのある「コレクション」になっているということ。
コンセプトがバラバラな作品をあげていても統一感がありませんし、あなたのブランドになっていきません。しっかりとブランディングするためにもあなたが書いた物だとわかるような作品をあげていくことが大切です。
違うコンセプトの作品を上げるときには違うコレクションとして出品しましょう。
ちなみに、最初は低価格から販売するのがお勧めです。
NFTはこれまでの利益方式と違い、二次流通の時も作者に手数料が入ってくるしくみが大きな特徴となっています。
であるならば、最初はあなたのコレクションを多く販売しブランド力を高めることが大切です。コレクターが集めたいと思ってくれるようになってから、金額を増やしていけばよいですし、人気になれば自ずと二次流通の金額も上がり手数料を受け取ることができます。
SNSで発信しよう
NFTの宣伝をするのに最も効果的なのは、やはりSNSです。
NFTで作品を購入する人たちはネットやSNSツールに馴染んでいる人が多いでしょう。無料でターゲット層の人たちにアプローチでき、さらに拡散までしてもらえるSNSは使いようによっては、大きな武器になります。
特に自身の作品がいいねされたとき、購入されたとき、必ずSNSで発信することが大切。よく見かける物やよく売れている物にはそれだけで興味がそそられますよね。購入してもらえたことを報告し「売れている作品」だと認識されることで購買意欲を高めることができます。
ちなみに、今フォロワーがあまりいないという人向けにTwitterに「#NFT宣伝枠」や「#NFT紹介枠」でリプライ欄で宣伝ができるアカウントがあります。フォロワーが多いアカウントで宣伝することで自ずと表示率をあがりますので是非活用してみて下さい。
Openseaに登録するには?やり方と手順
ここからはまだOpenseaに登録していない人のために登録の手順を説明していきます。
まず、Openseaに登録する前の事前準備を見ていきましょう。
事前準備
Openseaで取引をするためには仮想通貨が必要です。
Openseaはイーサリアムやポリゴンなどいくつかの仮想通貨が利用できるのですが、お勧めは二次流通させやすいイーサリアム。
以下の手順で仮想通貨をGETできます。
・仮想通貨取引所に口座を開設する。
・日本円を入金し、仮想通貨を買う。
・仮想通貨を入れておくウォレットを準備する。
・ウォレットに仮想通貨を入金する。
ここまでが事前準備です!
ちなみに仮想通貨取引所は様々ありますが、日本のものだとコインチェックが最大手。他にもDMM Bitcoin、GMOコイン、LINEBITMAXなどがお勧めです。
ウォレットはMetamaskがOpenseaに対応し、使い勝手も人気。クロームストアやアプリでインストールできます。
Openseaへの登録
事前準備ができていればOpenseaの登録方法は比較的簡単です。
・公式ホームページからアカウントの作成
・Metamaskアカウントを連結
ホームページは英語ですが、chromeから開けば最初に翻訳するかどうかのポップアップが出てきますので安心して利用できます。
ちなみにOpenseaのアプリの方は日本語版はまだ出ていないようなので要注意です。
アカウントは「作成」ボタンから作成可能。
Metamaskはログインした状態でOpenseaホームページにアクセスし、「Sign In」のボタンから指示通りすれば連結することができます。
比較的簡単な操作ですので気軽にスタートできるでしょう。
Opensea公式ホームページはこちら
まとめ:売れる出品方法とは?
最後に売れるための出品方法をまとめておきます。
・トレンドを押さえる
・コンセプトを決め統一感を持たせる
・SNSで発信し認知度を高める
・価格は最初は抑える
・イーサリアムで出品する
良い作品なのに売れないというのはもったいない。
コツを押さえて、取引の手助けになれば幸いです。
・かわいい女の子
・ドット絵
・ジェネラティブ